Archive for 2007/7/6 金曜日

精神鑑定医への疑問

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昨日の産経新聞に『精神鑑定医への疑問』というタイトルのコラムが掲載されておりました。
評論家の宮崎哲弥氏が書いたものです。
要は「光市母子殺害事件の精神鑑定医への苦言」なのですが、きびしいところを突いていると思いました。
一部抜粋すると・・・
「精神鑑定とは、厳密に言えば、犯行時に精神病であったか否かを診断し、裁判官や検察官に心神喪失者か心神耗弱者か否かの判断の資料を提供するものである。決して『動機や動機形成の過程』を解明したり、『心理状態などを調べる』ものではない」
「『なぜこんな凶悪な事件が起こったのか』、低俗な物語作りに加わってはならない。精神鑑定はあくまでも、専門の精神科医によって、被告が犯行時に精神病であったか否かを判断するものでなければならない。それ以上でも、それ以下でもあってもならない」
(引用終わり)
なるほど、その通り。これは『世界』2000年7月号に掲載されたものでこの正論を述べている人物とは数多の書籍を出版する精神科医の野田正彰氏です。
そして、その野田正彰氏は2007年の現在の裁判にて
「(被害者に)抱きついた時の被告人の意識は、被害者に義母を見て、その先に(被告人の自殺した)母親を見ている」
「(被告人の脳裏に)子どもを作ることのできる精子なら、女性を生き返らせることができるという、漫画で読んだ思考が浮かんできた」
(引用終わり)
と精神鑑定されております。
7年の間に思考に大変革でもあったのでしょうか。
私は死刑廃止論者ではありませんが、この裁判の弁護士、精神鑑定医には当の死刑廃止論者も眉を顰めているのではないでしょうか。
さて、この事件や最高裁からの差し戻しの後の流れはいまさらここに記す必要もないでしょうが、私をはじめ多くの方が憤っている事と思います。
憶測に過ぎないかもしれませんが、あのご大層な弁護団は被告人を弁護しているのではなく、犯行当時未成年者だった者への死刑判決を阻止するのが目的でしょう。つまり被告人はだれでもよかった、たまたまこの事件だったという事です。
そして、一審二審では殺意を認めながら一転して殺意がないと言い出す。
弁護士の正義は被告人の利益になること、という前提はわかりますが、このようにおぞましい言い訳が許されていいはずがありません。
こんな時こそ弁護士会などの自浄作用に期待したところですが、どうにもこうにも胡散臭い。
中には、弁護団を非難する人々を非難する弁護士もいます。そして弁護団については可とも否とも一言も言及しない。
専門知識がない人を非難する前に専門家である弁護士としての弁護団に対する見解を聞かせてもよさそうなのですが。

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