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向井亜紀の代理母問題で最高裁が母子関係を認めませんでした。
日本の司法・立法といった側面から見ると、きわめて妥当な判断であったと思います。
現行の法律に基づけば、母子関係がないことは明らかです。仮に最高裁が母子関係を認めたとなると、日本国民の総意によって決定された法律を、一部の裁判官によって覆すことができることになります。
こうなると、三権分立の意義は失われ、司法による独裁が可能となります。
少し前までは、上記のようなことは『考えすぎ、おおげさ』と一笑にふされたかもしれませんが、最近の司法の暴走ぶりをみると、あながち大げさとも言えず、今回の最高裁の判断は司法の分をわきまえた物であったと思います。
ただ、このように立法・司法などの側面から物を見すぎると、感情が置いてけぼりになります。
精子・卵子が高田・向井夫妻の物である以上、遺伝的・生物学的には実子といって差し支えありません。
そうであれば、紛れも無い事実が法律により否定されることになります。この事に不快感を示す方は多数いらっしゃるようです。
『法律はそんなに大事なのか、事実を捻じ曲げても法律を守らなければならないのか』と憤慨されている方もお見受けいたします。ネットで検索すれば、そのような意見を表明されているページはいくらでもヒットします。
しかしながら、今回の件については、最高裁を批判するまでにはいたりません。
なにより、『代理母』、『代理出産』自体がまだ日本で容認されてません。何もこれは政府や医学会での話しではなく、生身の一般国民が認めているわけではないと言うことです。
現に感情論だけ見ても、高田・向井夫妻に批判的な意見がやはりいくらでもヒットするのです。
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現行の法律では、『実の親子関係』は認められませんが、『実の親子関係』と同等の関係を築く手続はあります。
後は『法律上は実の親子関係を認めてくれない』という事実にどこまでこだわるのかです。つまり当人の心の問題にあるわけで、それを立法・司法にぶつけるのは、いささかやり過ぎではないかと、私は感じます。
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